DIYキャンピングカー完全ガイド|初心者におすすめのベース車5選&8ナンバー登録のすべて
こんにちは、旅するクラフター日記へようこそ!
キャンピングカーで旅をする――
それは、自由と冒険に満ちたライフスタイルの象徴です。
市販のキャンピングカーも魅力的ですが、特に自分の手で車を作り上げるDIYキャンピングカーは、自分だけのこだわりを詰め込んだ一台になり、その旅の楽しさや愛着を、何倍にも膨らませてくれる特別なものだと私は思っています。
しかし、「自分だけのDIYキャンピングカーを作りたい!」と意気込んでも、最初の「どのタイプを選ぶか」で失敗してしまう初心者の方が後を絶ちません。
この記事では、これからDIYキャンピングカーに挑戦したいあなたに向けて、自作におすすめのキャンピングカータイプを徹底解説します。それぞれのメリット・デメリットや、理想の一台を作るための8ナンバー登録のポイントまで、詳しくご紹介します。
これから挑戦してみたいと考えている方に向けて、
「自分にもできるかも!」と思えるヒントと情報をお届けしていきます。
📌 この記事でわかること
- 🔋キャンピングカーにはどんな種類があるのか?
- 🧮 それぞれのタイプのメリット・デメリット
- 🛠️ DIYで作れるタイプと、その難易度の目安
- 🛍自作する際に知っておきたい注意点や法規制
DIYにおすすめのキャンピングカーのタイプ
キャンピングカーには主に7つのタイプがありますが、結論から言うと、フルコンとキャブコン以外なら、DIYで作ることができます。この2つ(フルコンとキャブコン)は本格的な設備や技術が必要なので、よほどのDIY上級者かプロでないと難しいというのが正直なところです。
そこでこの記事では、実際にDIYで作れるキャンピングカーのタイプを、それぞれの特徴・メリット・デメリット・おすすめ度とともに紹介していきます!
🚐 バンコン(DIYおすすめ度 ★★★★★)

ハイエースやキャラバンなどの商用バンをベースにしたキャンピングカーで、最も日常使いに近いタイプです。内装を取り外して断熱材を入れたり、ベッドや棚を作ったりして仕上げていきます。DIYキャンピングカーの定番であり、最も安定した選択肢といえます。
購入時の相場価格:500万〜1000万円(オプション込で1000万超えも)
メリット:
- 商用バンをベースにするため、DIYの自由度が非常に高いことが最大の魅力。
内装を一度リセットして、断熱材を入れたり、ベッドや棚を自由に作り込める。 - 普通車感覚で運転しやすく、立体駐車場にも入ることが多いため、日常使いとアウトドアの両立が可能。
- 燃費も比較的良好。
- 改造事例が豊富で、情報も多く入手しやすい。
- 保安基準を守ればキャンピングカー登録(8ナンバー)も可能。
デメリット:
- ベース車の価格がやや高めになることがあります。
→状態の中古車を見つけることが大切です。 - 室内がやや狭いため、収納設計には工夫が必要です。ただし、「フィアット・デュカト」のような大きめバンであれば、この空間問題もかなり解消されます。
- 断熱性が低めなので、季節によっては暑さ・寒さが厳しい場合があります。
→断熱対策は怠らないように。
向いている人:
- はじめてDIYに挑戦するけれど、本格的に作り込みたい人。
- 日常使いもしたい人。
🚗 軽キャンパー(DIYおすすめ度 ★★★★☆)

エブリイやアトレー、ハイゼットなどの軽バンをベースにしたDIYスタイル。
取り回しがよく、コストも抑えられるので、はじめての一台にもおすすめです。
購入時の相場価格:200万〜500万円
メリット:
- 維持費が圧倒的に安く、燃費も良いため、コストを抑えたい方に最適。
- 軽自動車なので運転が楽で、都市部での取り回しや駐車も簡単。
- DIY例が多く、情報が豊富にあるため、参考にしやすい
- 法改正により、軽キャンピングカーも8ナンバーを取得できるようになりました
デメリット:
- 室内が非常に狭いため、荷物をあまり積めず、長旅や複数人での利用には不向き。
- 限られた空間を有効活用するため、しっかりとした設計と就寝スペースの工夫が必要。
- 軽自動車であるため、重量制限(約350kg)を常に意識する必要がある点も重要。
向いている人:
- コスト重視で、まず1台作ってみたい入門者
🛻 トラキャン(DIYおすすめ度 ★★★☆☆)


軽トラやピックアップ、1tトラックの荷台に、
取り外し可能な“シェル”を載せるスタイル。
私自身もこの方法でキャンピングカーを制作しています!
相場価格:200万〜800万円
メリット:
- シェルを外せば通常のトラックとしても使用できる柔軟性がある。
- 荷台のサイズに応じて空間をしっかり確保でき、外観・内装ともに自由に設計できるのが魅力です。
→特に1tトラックは空間を確保しやすい。 - 悪路走行に強く、アウトドアに最適!
デメリット:
- DIYの難易度が少し高めで、構造設計が重要。
- 乗車定員が少ない。
- 車種によって積載重量の制限あり
- 軽トラ:約350kg
- ピックアップ:約500kg
- 1tトラック:800〜1150kg
向いている人:
- 自由度の高さを追求し、理想の形をとことん作り込みたい方
- 本格的なアウトドアを楽しみたい方
🚛 キャンピングトレーラー(DIYおすすめ度 ★★★☆☆)

トレーラーをベースに、居住空間を作るスタイル。
キット化されたシャーシも販売されているので、購入してその上に作成する形になります。
購入相場価格:300万〜1,200万円
メリット:
- 牽引車を切り離して使えるため、移動の自由度が高い
- 室内スペースを広く確保でき、設備も豊富に設置可能
- 維持費が安く、駐車中の燃料も不要です
デメリット:
- 750kgを超えるとけん引免許が必要
- 日本の道路や駐車場では扱いづらく、けん引や取り回しに慣れが必要
- 高速料金は牽引車としての扱いとなるため、料金が上がる場合がある。
向いている人:
- キャンプベースをしっかりと作り込みたい方
🚙 作ったことはありませんが、構造を見る限りではトラキャンと同じくらいの難易度だと感じます!
🚌 バスコン(DIYおすすめ度 ★★★☆☆)

マイクロバスをベースに、内装をリセットしてキャンピングカー仕様にするタイプ。
空間の広さと頑丈さが魅力です!
メリット:
- 居住空間が非常に広く、大人数での移動や旅行にも対応できる。
- 断熱やレイアウトの自由度も高い
- 頑丈で長く使える
デメリット:
- 車体が大きく、運転には慣れが必要で、燃費や維持費も高め
- パーツの入手性が特殊な場合もあります
- 整備や運転に慣れが必要なため、DIYや運転に慣れた中級者〜上級者向けといえるでしょう
向いている人:
- 長期滞在を想定している本格派
DIYに向かないキャンピングカータイプ
一方、上記にも記載しましたが、フルコン(フルコンバージョン)とキャブコン(キャブコンバージョン)は、本格的な設備や専門的な技術が必要となるため、DIYでの制作は非常に難しいとされています。
この記事を作成するために調査したので以下に簡単にまとめておきます。
🚌 フルコン(フルコンバージョン)

特徴:バスや専用シャーシを使った最大級・最高級のキャンピングカーで、広々とした居住空間とフル装備の設備が魅力です。
購入相場価格:1,500万〜5,000万円以上
DIYには不向きな理由: 本格的な設備や専門技術が必要。(画像のように一部が飛び出したり、キャンピングカー専用に骨格を作ったりDIYの範疇を超えてしまっている。)
🚚 キャブコン(キャブコンバージョン)

特徴: 小型トラックのシャーシにキャンピングシェルを載せた、日本で最もポピュラーなタイプです。室内が広く快適で、断熱性も高い点がメリットです。
購入相場価格:750万〜1,500万円(ライトキャブコンは約600万円〜)
DIYには不向きな理由: フルコンと同様に本格的な設備や専門技術が必要(トラックの荷台のフレーム作成から、シェルを作って完全固定はDIYでは厳しい)
🔚 自分のレベルと目的に合わせて選ぼう!
| タイプ | DIY難易度 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| バンコン | ★★★★★ | 定番・安定・使い勝手よし | はじめてでも本格的にやりたい人 |
| 軽キャンパー | ★★★★☆ | 安く・気軽に始められる | コスパ重視・入門にぴったり |
| トラキャン | ★★★☆☆ | 自由度高!アウトドア派に人気 | 理想を追求したい人 |
| キャンピングトレーラー | ★★★☆☆ | 居住空間◎+取り回しはやや慣れが必要 | キャンプベースをがっつり作りたい人 |
| バスコン | ★★★☆☆ | 本格派向け!長期滞在にも対応 | 中〜上級者、DIY慣れしてる人 |
🚧8ナンバー登録と通常ナンバー登録
DIYでキャンピングカーを作る際、車両の登録方法も重要なポイントです。大きく分けて「8ナンバー(キャンピングカー登録)」と「通常ナンバー(貨物車や乗用車のまま)」の2つの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分のスタイルに合った方法を選びましょう!
🚐 8ナンバー(キャンピングカー登録)とは?
8ナンバーとは、特定の用途に特化した車両(特種用途自動車)に与えられるナンバープレートです。救急車、消防車、霊柩車などもこの分類に含まれます。
キャンピングカーやキャンピングトレーラーも8ナンバーに該当します。
キャンピングカーが8ナンバーを取得できるのは、キャンピングカーが特定の構造要件を満たしやすい車体構造をしているためです。
8ナンバーを取得するには、車両が「自動車の用途等の区分について(依命通達)」に定められた特定の構造要件を満たす必要があります。
2022年4月の法改正により、キャンピングカーの登録に関する条件が緩和され、DIYでの登録がより容易になりました。
主な要件は以下の4つです。
就寝設備
乗車定員の3分の1以上(端数は切り捨て)の大人用就寝設備が必要。
乗車定員2人以下の場合は1人以上でOK。
大人用就寝設備を少なくとも1人分以上有していれば、子ども用就寝設備2人分で大人用1人分と見なすことができる。
構造・寸法(大人用):
就寝部位の上面は水平かつ平らであるなど、大人が十分に就寝できる構造であること。
1人につき長さ1.8m以上、幅0.5m以上の連続した平面を有し、就寝部位の上面から上方に0.5m以上の空間が必要。ただし、就寝部位の一方の短辺から長手方向に0.9mまでの範囲では、0.3m以上の空間でも良いとされる。
構造・寸法(子ども用):
大人用に準じますが、1人につき長さ1.5m以上、幅0.4m以上、就寝部位の上面から上方に0.4m以上の空間が必要です。短手側から長手方向に0.8mまでの範囲では0.3m以上の空間でも可。
座席との兼用:
基本的に乗車装置の座席と兼用はできませんが、座席の座面や背もたれ部が就寝設備になることを前提に製作され、かつ就寝設備として使用する状態にした場合に全体が連続した平面を作る場合は兼用が認められる。
取り外し式:
格納式、折りたたみ式、脱着式の就寝設備も、展開または拡張した状態で要件を満たせば認められます。
水道設備
10リットル以上の水を貯蔵できるタンクと排水タンクが必要。
さらに水を溜められる洗面台にタンクから洗面台等に水を供給できる構造が必要。
洗面台等は車室内で容易に使用できる位置にあること。
これらの設備は、専用の設置場所が確保されていれば、取り外し可能な物でも認められる。
※容易に使用できる位置(車内にあって、外に出なくても使用できる。)
炊事設備
コンロなど食事を作れる設備(電子レンジでも可)と、流しやコンロとは別に30cm×20cm以上のキッチン用作業スペースが必要になる。
コンロ付近の壁や天井は耐熱性・耐火性のある素材を使用し、窓か換気扇で換気ができる環境が求められる。
炊事設備も、専用の設置場所が確保されていれば取り外し可能なもので問題ありません。カセットコンロをなくすと車検に通らないため注意が必要です。
室内高
2022年4月の法改正で大きく緩和された点です。以前はすべての車両でキッチンの高さが1,600mm必要でしたが、改正後は調理台の高さが850mm以下の場合、1,200mmの室内高で良くなりました。
これにより、トヨタ ハイエースの標準ボディなど、ハイルーフではない車両でもキャンピングカーとして登録しやすくなりました。
構造要件を満たした上で、運輸支局(普通自動車の場合)または軽自動車検査協会(軽自動車の場合)で「構造変更の届出」を行い、書類審査と実車検査を受ける必要があります。
8ナンバー登録のメリット
•車検が2年に1回で済む。
→一般的な貨物自動車(1ナンバーや4ナンバー)は毎年車検が必要。
•税金が安く抑えられる傾向がある。
→特に普通車ベースのキャンピングカーや特殊用途車両の場合、年間で数千円から2万円程度安くなるケースがある。
•高速料金が安くなる場合がある。
→キャンピングカータイプの8ナンバー車両は、構造変更によって普通車料金が適用されることがある。
8ナンバー登録のデメリット
•登録手続きが複雑で、構造変更が必要となる。
→DIYの場合、車検に通る仕様にすることが特に重要。
•構造変更手続きには書類審査と実車検査があり、通常の車検よりも厳しい審査を受けるため、書類審査に7日〜10日程度かかるといわれている。
•保険料が高くなる傾向がある。
→自賠責保険料は普通車に比べて割高で、特種用途自動車(軽自動車を除く3輪以上の自動車)は自家用乗用自動車よりも約7,000円高くなることがある。
•任意保険への加入が難しい場合や、保険料が割高になることがある。
•殊用途の要件を満たすための設備の追加や整備費用が必要となる。
→設備追加により車両重量が増加し、サスペンションの強化などが必要になるケースもある。
•新車の場合、初回の車検までの間隔が短め。3・5ナンバーの新車が初回3年後なのに対し、8ナンバーは2年後となる。
8ナンバーにこだわらず、普段使いをメインとする場合は、通常ナンバー(貨物車や乗用車のまま)での登録も選択肢の一つです。
通常ナンバー(貨物車・乗用車)での登録のメリット:
•手続きが簡単で、構造変更申請が不要な場合があります。
→車検時に取り外せれば重量にならないため構造変更が不要をなる。
•車検の基準も比較的緩やか。
•可動式の家具や収納で対応すれば、柔軟にレイアウトできる。
通常ナンバー(貨物車・乗用車)での登録のデメリット:
•自動車税の軽減はない。
•法的にはキャンピングカーとは見なされない。
→荷台、荷室に荷物を置ている扱い。
•車検時に取り外しを求められる設備があることもある。
•貨物車の1ナンバーや4ナンバー車両の場合、車検が毎年必要になる。
どちらの登録方法を選ぶべきか?
DIYキャンピングカーの利用目的やDIYのレベルに合わせて、最適な登録方法を選びましょう。
8ナンバー登録が向いている人:
•本格的なキャンピングカーにしたい人。
•税金を抑えたい人、長期の旅を想定している人。
通常ナンバー登録が向いている人:
•日常使いをメインにしたい人、キャンプはたまにでOKな人。
•手続きや改造をなるべく簡単に済ませたい人。
•トラキャンを選んだ場合、基本的には通常ナンバーでの登録になる。
ご自身のキャンピングカーの利用目的やDIYのレベルに合わせて、最適なキャンピングカーのタイプを選んで、ぜひ理想の一台を作り上げてみてください!
📌 まとめ:おすすめはバンコンとトラキャン!
初心者でも取り組みやすく、自由度も高いのがこの2タイプです👇
🚐 バンコン
- 商用バンをベースにして、内装を自分好みにアレンジ!
- 改造事例も豊富なので、参考情報がたくさんあります。
- 日常使いもしやすいので、「はじめての1台」におすすめです。
🛻 トラキャン
- トラックの荷台に自作シェルを載せるスタイル
- オフロード性能や自由度が高く、ガチアウトドア派にもぴったり!
- シェルは取り外し可能なので、普段使いとの切り替えも可能です
どちらも「作る楽しさ」と「使う楽しさ」の両方を味わえる、
DIY向けキャンピングカーの王道スタイルだと思います!
🔜 次回予告:設計編(外装)
次回は、いよいよキャンピングカーの設計フェーズに突入!
外装レイアウトや設備の配置を、実際の設計図やツールを使ってご紹介していきます。
💡「何から考えればいいの?」「どうやってサイズを決めるの?」という方も安心してくださいね。
実際に使った無料ツールなども紹介しますので、お楽しみに!
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