キャンピングカーDIY

DIYキャンピングカー:外装に使ったパーツ一覧と選んだ理由まとめ

Hibiki

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はじめに|パーツを選ぶのは「作った後」じゃ遅い!?

キャンピングカーをDIYで作ろうとすると、設計図が完成した時点で「よし、あとは作るだけだ!」と思ってしまいがちです。
でも実際には、パーツ選びの段階で設計を見直す必要が出てくることも少なくありません

私の場合もそうでした。

図面では「このへんに窓をつけよう」「屋根にはソーラーパネルをのせたい」と漠然と決めていたものの、
いざ「じゃあ実際にどんな製品を使う?」という段階になってから、たくさんの壁にぶつかりました。

  • 窓ってどんな種類があるの?家用でいい?それともキャンピングカー専用品?
  • ソーラーパネルのサイズって、屋根にちゃんと収まる?
  • 天窓って意外と選択肢が少ない…そもそも設置できる?
  • ドアをDIYするにしても、金具や鍵はどうするの?

こうした検討を後回しにしていたら、せっかく描いた設計図が使えなくなるところだったかもしれません

この記事では、そんな私の失敗寸前の経験をもとに、
「設計とパーツ選びをセットで進めることの大切さ」をお伝えしつつ、実際に選んだ外装パーツやその理由をまとめています。

しかも、ここで紹介するパーツはすべて実際に購入・使用しているアイテムなので、
「実際にこれを選んだ理由」「どんな点で満足しているか」なども、リアルな目線でお届けできます。

Contents
  1. 🪟 窓|家用?キャンピングカー用?悩んだ末にたどり着いた選択
  2. ⛵ 天窓|「屋根に出たい」から始まった、船舶用という意外な選択
  3. ☀️ ソーラーパネル|“絶対に後回しにできない”電源計画の要
  4. 🚪 ドア|DIY?既製品?全部を自作しなくてもいい理由
  5. ✍️ 設計が終わったからといって、すぐ作れるわけじゃない
  6. ✅ まとめ

🪟 窓|家用?キャンピングカー用?悩んだ末にたどり着いた選択

キャンピングカーの外装設計で、最初につまずいたのが「窓」でした。
図面上では「ここに窓をつけたい」とイメージしていても、実際に使う窓の種類やサイズによって設計が大きく左右されます。

中でも悩んだのが、「家用の窓にするか?キャンピングカー専用品にするか?」という選択。

🏠 家用の窓とキャンピングカー用の窓、どう違う?

比較項目家用の窓キャンピングカー用の窓
入手性ホームセンター・建材店で購入可能主に通販・専門店で入手
価格比較的安価高価(2万〜数万円台)
外観との相性木材仕上げに馴染みやすい金属外装と相性が良い
重量重め(しっかりした構造)軽量で走行中の安全性高
壁厚対応厚めの壁(45〜100mm)向け薄い外壁向けが多い
断熱・気密性複層ガラス対応製品が豊富軽量化優先で断熱は低めも
機能性最低限の開閉機能が基本網戸・ブラインド一体型も多い

一般的にはキャンピングカー用の窓のほうが良い印象がありそうですが、
私が作っているのは外装が木材仕上げのキャンピングカー
となると、ちょっと事情が違ってきます。

🪟 なぜ家用の窓を選んだのか?

実際にキャンピングカー用の窓も検討したうえで、最終的には“家用の窓”を選びました。
その理由は、大きく分けて以下の3つです。

① 外観に馴染むデザインだったから

キャンピングカー用の窓は、アルミ外装などにはマッチするんですが、
木材ベースの外観にはやや浮いてしまう印象がありました。
その点、家用の窓はフレームもナチュラルで、外観にスッと溶け込んでくれたんです。

② 壁の厚みに対応しやすかったから

キャンピングカー用の窓は、車体の薄い外壁を前提に作られているため、
壁に厚みを持たせたシェル構造には追加の調整やスペーサーが必要になってきます。
一方、家用の窓は45〜100mm程度の壁厚を前提に設計されていて、
私の設計にも自然にフィットしてくれました。

③ 取り付けやすく、コスト面でも現実的だったから

家用の窓はホームセンターなどでも簡単に手に入りますし、価格も比較的手頃。
サイズ展開も多く、設計の自由度も高いです。
取り付けも難しくなく、加工の手間が少ないのも大きなポイントでした。

🔍 私が窓選びで重視したポイント

実際に窓を選ぶにあたっては、以下のような点を意識しました。

  • 断熱性・気密性:複層ガラスか?冬場の車中泊に耐えられるか?
  • 開閉のしやすさ:よく使う窓は軽く開閉できる構造か?
  • 重量・サイズ感:取り付けや走行時の安全性に支障はないか?
  • 取り付けのしやすさ:ネジ止めで対応できるか?内装と干渉しないか?

すべての窓を1種類でまかなうのは難しいと判断し、使う場所によって異なる窓を使い分けることにしました。

実際に使用した窓はこの4種類!

以下は、私が実際に使用した窓と、その設置場所・選定理由です。
商品ページへのリンクも載せているので、気になる方はチェックしてみてください。

🪟 引き違い窓(曇りガラス)|サイド後方

  • 使用目的:通気性と安全性のバランスを重視
  • 選んだ理由:中が見えにくい曇りガラスで、プライバシーを確保。カーテンとも相性が良く、換気も◎
  • 取り付け位置:サイド後方のリビングスペース付近

※曇りガラスはオプションで選択

🪟 引き違い窓(透明ガラス)|サイド前方

  • 使用目的:視界の確保・採光
  • 選んだ理由:少し高い位置に設置するため、外の景色がよく見える透明タイプを選択。
  • 取り付け位置:サイド前方、キッチン横

🪟 横滑り出し窓|バンク左右

  • 使用目的:バンク部分の採光と通気
  • 選んだ理由:スリムでシンプル、なおかつ強度のある構造。片手でもラクに開閉できて、軽量なのが魅力。
  • 取り付け位置:バンクの左右、寝室スペースとして活用予定

🪟 横スリット滑り出し窓|後部ドア上部

  • 使用目的:通気と自然光の取り込み
  • 選んだ理由:後部ドアの窓を“はめ殺し”にしたため、その上部に設置。横長なので意外と明るく、風も通りやすい。
  • 取り付け位置:後部ドアの上、中央部分

🧭 設計図とすり合わせて最終チェック

窓のサイズや開閉方式が決まったら、設計図と照らし合わせて最終チェックを行いました。

  • 窓の位置に柱が干渉していないか?
  • 補強材を入れる必要はないか?
  • 左右の窓の高さや見た目のバランスは取れているか?
  • 開閉の向きや操作性に問題がないか?

左右の窓であえて高さを変えて、外から見たときのアクセントにするなど、
設計段階では見えにくい細かな工夫もこの段階で決めていきました。

✍️ 窓まとめ

窓選びは、外装パーツの中でも機能性とデザイン性のバランスを取るのが一番難しいパートだったかもしれません。
だからこそ、使用目的と外装の雰囲気をしっかり見極めて、
「この場所にはこれ!」という形で一つずつ選んでいくのが正解だと思いました。

天窓|「屋根に出たい」から始まった、船舶用という意外な選択

キャンピングカーに天窓?――
そう聞くと「採光のためでしょ?」と思う方が多いかもしれません。
でも私が天窓を導入した理由は、ちょっと違います。

それはズバリ、「屋根に出てくつろぎたい!」という思いから。

実は最初から「屋根はフラットにして、上でのんびりできたら最高だな〜」という妄想があって、
そのためには、人が通れるサイズの天窓=ハッチが必要だったんです。

いろいろ探して見つけたのが、なんと「船舶用ハッチ」。
ボートやヨットで使われているもので、サイズ感も、強度も、まさに理想にぴったり!

選んだ天窓(船舶用ハッチ)

私が選んだのはこちら

  • サイズ感:人がギリギリ通れる設計(大人でもOK!)
  • 開閉のしやすさ:片手でも開けられて、角度も調整できる
  • ロック付きで安心:走行時も風の影響を受けにくい

しかも見た目もシンプルで、屋根のデザインを邪魔しないのがポイントでした。

🛠 設置で苦労したポイント

設置に関しては、やっぱり課題もありました。特に気をつけたのが…

屋根の平面構造 × 水漏れ問題

キャンピングカーの屋根って、思ったより水がたまりやすい
しかも天窓を設置した部分はへこみができるので、雨の日は「ここだけ水たまり…」という状態に。

そこで対策として:

  • ガルバリウム鋼板でしっかり枠を作る
  • 接合部には防水シーリングをたっぷり施工
  • 屋根のパネルを4分割にして、メンテしやすい構造に

と、かなり入念に仕上げました。
それでも心配で、実際に設置後は何度か水漏れチェックも実施しています。

🌤実際に使ってみてどうだった?

これは正解でした!

  • 室内がめちゃくちゃ明るくなる
  • バンク上のくつろぎスペースへのアクセスが快適
  • 夜は星空が見えて、最高の雰囲気に…

想像していた以上に満足度が高く、「導入してよかった!」と思えるアイテムのひとつです。

✍️ まとめ

天窓は「光を入れる」だけじゃなく、使い方次第で空間の価値を何倍にも高めてくれるパーツです。
車用ではなく“船舶用”という、ちょっと変わった選択でしたが…

  • サイズも丁度よく
  • 機能性も問題なし
  • なにより「屋根に出られる」快感が最高!

設置には少し苦労が伴いますが、そのぶん使うたびに満足感が味わえるパーツだと感じています。

☀️ ソーラーパネル|“絶対に後回しにできない”電源計画の要

キャンピングカーの電源、どうする?
これは外装設計の段階で、絶対に避けて通れない課題でした。

最初は「走行充電と外部電源があればなんとかなるかな」とも考えていたんですが、
よくよく考えると…

  • 走行充電はエンジンをかけないと使えない
  • 外部電源はコンセントのある環境に限定される

つまり、どちらも“使えるタイミングが限られている”という弱点があるんです。

そこで出てきたのが、「毎日出てくれる太陽の力を活かそう!」という発想でした。

⚠️ 設計後に“後回しにできない”と気づいたワケ

ソーラーパネルって、正直「あとで考えればいいかな」って思いがちなんですが…
実は後回しにすると致命的な問題が出てくることに気づきました。

たとえば…

  • 屋根の柱の配置が合わず、取り付けができない
  • 屋根の構造が弱くてパネルの重量に耐えられない
  • 配線経路が取れず、内装をやり直すハメに

つまり、設計時点で「どこに何を載せるか」まで見越しておく必要があるんです。
私もそこに気づいてから、真っ先にソーラーパネルの構成を考え始めました。

🔋 私が選んだ電源システム構成

パネル:270W × 3枚(合計810W)

  • 選んだ理由:夏場のエアコン稼働を前提
  • 配置:後方に3枚横並びで設置
    • 前方はくつろぎスペースのためメンテナンス通路を確保
    • 屋根全体のバランスと、作業性も重視しました

バッテリー:リチウムイオン 460Ah(1台)

  • 発電量から逆算して、この容量が最低ラインと判断
  • 本当は2台(920Ah)にしたかったけど、コスト・重量・スペースの問題で断念
    • ※実際に2台設置するには、それなりの設計と収納力が必要

私が購入したバッテリーはこちらです。

インバーター:2000W

  • 12Vエアコンなので理論上もっと小さくてもOKだけど、
  • 余裕を持たせるために2000Wに
  • その他の家電(電子レンジ・PCなど)を安心して使える出力を確保

🧪 実際の使用感と発電性能

  • 冬場であれば、エアコンを使わない日はバッテリーをほとんど消費しない
  • つまり、電気毛布やポータブル冷蔵庫、PC作業くらいなら余裕

実際の発電記録は…

  • 最大発電量:805W(快晴の日のピーク時)
  • 平均でも500Wは安定して出ている感覚
    (パネル位置が多少悪くても、これだけ出てくれるのは安心)

✍️ まとめ|“作ってから”では遅いかも?

ソーラーパネルは、後から「やっぱり欲しいな」と思っても、
設計段階でスペースや配線を考慮していないと後付けが難しいパーツです。

だから私は、「後で困らないように、今考える」と決めて、
設計段階からしっかり計画に組み込みました。

結果的に、太陽が出てさえいれば電気の心配がほとんどなくなり、
快適な車中泊ライフの実現につながっています!

🚪 ドア|DIY?既製品?全部を自作しなくてもいい理由

キャンピングカーのドア、どうしていますか?
外装の設計を進める中で、意外と悩むのがこの“出入り口”のパーツなんです。

「全部DIYで作るのがいいのか?」
「安全性や防水性を考えて、既製品を使うべきなのか?」

そんな風に考えていた時期もありましたが、実際に作ってみて思ったのは…

全部をDIYにこだわらなくてもいい!むしろ、組み合わせてベストを探すべき!

という結論でした。

🔨 私のドア構成(前後に2箇所)

1. 側面ドア(通常の出入り口)

  • 完全DIYで制作
  • ベースは木製フレームにシナベニヤを貼った簡易構造
  • ロック機構は建物用の引戸錠を採用(安価で信頼性も高い)

側面ドアは、人の出入りが最も多い場所。
DIYで作るからこそ、外観デザインや開き方にこだわれるのがポイントです。

2. 後方ドア(上下2枚開閉式)

  • こちらもDIYで制作
  • 上下分割式にすることで、「換気+目隠し」も両立
  • 窓も設置予定だったので、開け方や補強構造にこだわりました

🛠 鍵や金具は“DIYでも既製品が最適”

ドア本体は自作しても、金具や鍵は既製品を使った方が安心です。

私が使ったのは…

  • 住宅用引戸ロック(側面)
  • 観音開き用のステー金具(後方)
  • スプリングヒンジ、雨よけパッキンなど

いずれもホームセンターや通販で簡単に手に入るもので、
「建物に使えそうなもの」で構成しました。

実際、見た目もナチュラルに馴染み、性能も◎だったので大満足です!

「全部DIYしなきゃ」と思わなくて大丈夫!

キャンピングカーづくりを始めた頃は、「何もかも手作りしなきゃ!」と思っていました。

でも今振り返ってみると、要所要所で“信頼できる既製品”を組み込んだことで、結果的に安心できる空間ができたと感じています。

  • DIYの自由度や遊び心は活かしつつ
  • 安全性や使いやすさは、既製品でカバー

そんなバランスを意識することが、“暮らせるキャンピングカー”に近づく近道かもしれません。

✍️ 設計が終わったからといって、すぐ作れるわけじゃない

設計図が完成したとき、正直「よし!あとは作るだけだ!」って思ってました。

でも、実際にはその前に“確認すべきこと”や“考え直すこと”が山ほどあったんです。

🧩 パーツが変われば、設計も変わる

窓を何にするか?
天窓って本当に必要?
ソーラーパネルはどこにどれだけ載せる?
ドアはDIYで作る?それとも既製品?

…こういった細かなパーツ選びの結果、
「やっぱりこの位置じゃ無理だな」「壁の厚み足りる?」「重量オーバーになるかも」
といった“再設計ポイント”がどんどん出てきました

特に、ソーラーパネルとバッテリー、窓まわりの設計は最重要で、
「あとから考えればいい」は通用しないと痛感しました。

🛠️ 実際に作る前にこの記事をチェック!

この記事では、私が外装を作る前に“最終確認”として行ったパーツ検討と、
実際に選んだ商品・理由をまとめました。

これからDIYを始めようという方には、

  • 設計後に見直すべきリアルなチェックポイント
  • 実際に購入して良かったパーツの情報
  • 「自分の設計に本当に合っているか?」の再確認

として活用していただけるとうれしいです。

🔗 各パーツの詳細は個別記事で紹介予定!

この記事で紹介したパーツについては、以下のような形で個別のレビュー記事も準備中です:

  • 「キャンピングカーの窓、家用か専用か?徹底比較」
  • 「船舶用天窓を選んだ理由と取り付け方法」
  • 「エアコン前提のソーラー構成、どう考える?」
  • 「DIYドアに必要な金具&防水対策まとめ」

それぞれ、DIY目線での“使ってみたリアル”をしっかりお届けしていきます!

まとめ

設計図を描いたからといって、すぐに作り始めるのはちょっと危険。

パーツひとつ変えるだけで、
柱の位置も、壁の構造も、配線の取り回しもすべて変わるかもしれないからです。

それでも、しっかりと検討して選んだパーツを組み込んでいけば、
「納得のいく一台」につながる。それがDIYキャンピングカーの醍醐味だと思います。

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日本一周を夢見るクラフター
「旅するクラフター日記」では、私が訪れた場所の写真、美しいクラフト作品の作り方、そして旅先でのエピソードをシェアしています。キャンピングカーでの旅の思い出や、作成したクラフト商品の紹介を通じて、あなたも一緒に旅しているかのように感じられるブログにしたいと思っています。クラフト商品については、販売するかどうかはまだ未定ですが、その魅力をお伝えしたいです。
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