🚐キャンピングカーDIY|窓と天窓の選び方完全ガイド

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✅ この本記事の目的
こんにちは!このページにたどり着いたということは、きっとあなたも「自分だけのキャンピングカーを作ってみたい」と思っているはず。
でも、いざDIYでキャンピングカーを作ろうとすると、意外と迷うのが「窓」の選び方なんですよね。
「キャンピングカー用の専用品がいいの?」
「家で使う窓って使える?」
「断熱とか結露ってどのくらい大事なの?」
「天窓って本当に必要?」
私も最初は、まさにそんなことで頭を抱えました。
窓って意外と“脇役”に思えるかもしれませんが、実は【断熱性】【結露対策】【採光】【通気性】【見た目】など、車中泊の快適さに直結する超・重要パーツなんです。
この記事では、実際に木材でシェルを自作し、断熱や換気をしっかり意識して作り上げたキャンピングカーを持つ筆者が、以下のポイントをやさしく、でもしっかり解説します。
📌 この記事でわかること
- 🪟 外壁素材(木材/アルミ/FRP)と窓との相性
- 🏠 「家用」と「キャンピングカー用」窓の違いと選び方
- 🔧 私が実際に使っている窓と、そう決めた理由
- 🌤️ 天窓(ルーフハッチ)の効果と、おすすめサイズ
- 🛠️ DIYで取り付ける際のポイントと注意点
- 🛒 おすすめ商品や検討したアイテムの紹介(アフィリエイトリンク付き)
この記事は、「これから窓を決める人が、この記事を読むことでイメージがつかめる」をコンセプトに、実体験をベースにまとめました。
DIY初心者の方にもわかりやすいように、図や写真も交えながら解説していきますので、どうぞ最後までお付き合いください!
🪟 そもそも、窓はどう選べばいい?
窓選びで私がいちばん重視したのは、
「見た目」と「機能」が、外壁の素材やデザインにちゃんと合っているか?というポイントです。
なぜかというと、窓は単なる“開けるための穴”ではないから。
外観の雰囲気、車内の快適さ、断熱性や通気性、さらには安全性まで――
窓ひとつで、キャンピングカーの使い心地はガラッと変わってしまうんです。
🧱 外壁素材で変わる!窓の選び方
キャンピングカーの外装に使う素材によって、似合う窓のタイプや、気をつけたいポイントが変わってきます。
ここでは、私が実際に調べたり作ったりした経験から、素材ごとに適した窓の特徴をまとめてみました!
① 木材で作る場合 → 家用の窓が◎
木材でDIYすると、全体的に小屋っぽい、ナチュラルな雰囲気になります。
そのテイストにぴったり合うのが、住宅用の「引き違い窓」や「すべり出し窓」です。
✅ 家用窓のメリット(木壁と相性◎)
- 木枠で囲んでも違和感がない
- カントリー風、ログハウス風のデザインと調和しやすい
- サイズオーダーしやすく、設計に合わせやすい
- YKK APなど、国内メーカー製が安価に手に入りやすい(中古流通も多め)
⚠ 注意点
- 防水処理は必須(防水シート+コーキングでしっかり対策
- 開閉部分に雨が入り込みやすい設計もあるので、設置角度や構造には注意
② アルミ・FRPで作る場合 → キャンピングカー専用窓が◎
金属パネルやFRPパネルを使って、シャープで近未来的な見た目にしたい場合は、
キャンピングカー用の「アクリル二重窓」や「プッシュアウト式窓」が断然おすすめ。
✅ キャンピングカー用窓のメリット
- 網戸やシェードが一体型で付属していることが多く、取り付けるだけで快適
- プッシュアウト式やスライド式で、走行中の風圧にも強く、換気効率も◎
- 全体の雰囲気が「トレーラー感・旅感」たっぷりに仕上がる
⚠ 注意点
- サイズが限られており、規格外の壁にはフィットさせる工夫が必要
- 取り付けには「専用の取付枠」や補強が必要になる場合もある
- 海外メーカー製が多く、実物を見ずにネット購入することが多い
(慎重に選ぶ必要あり)
🔍 どちらを選ぶべきか?は「バランス」で決まる
ここまで読んで、
「結局どっちがいいの?」と悩む方もいるかもしれません。
でも実は、どちらの窓にもメリット・デメリットがあり、正解は“あなたの目指すスタイル次第”なんです。
近年では、窓ごとの価格差や断熱性能の差も、以前ほど大きくありません。
だからこそ、
「どんな雰囲気のキャンピングカーにしたいか?」
「どのくらいDIYに慣れているか?」
この2つが、窓選びのカギになります。
🧾 価格の違いは?【2025年4月時点】
「家用=安くて」「キャンピングカー用=高い」——
そんなイメージ、ありませんか?
私はそう思っていました。
でもいざ探してみると、いまはどちらも価格帯がほぼ同じなんです。
💰 平均価格の目安(筆者調べ)
※以下は、私が「これいいな」と思った窓を中心にした目安です。
(実際には、もっと安いもの・高いものもあります!)
窓タイプ | 平均価格 | コメント |
---|---|---|
家用窓(YKKなど) | 15,000〜35,000円 | サイズ・開閉方法・ガラス仕様によって幅あり |
キャンカー用窓 | 10,000〜30,000円 | 海外製も増えてきており、意外とお手頃な選択肢も多い |
つまり、「価格」で決める時代は終わり。
これからは、
✔ 見た目との相性は?
✔ 外壁構造に無理なく取り付けられる?
✔ 実用面(断熱・換気・防犯)は足りてる?
といった“トータルバランス”で選ぶのが賢い選び方です。。
✅ 実際に使っている窓(木材シェルの場合)
木材ベースのDIYキャンピングカーに合わせて、私が選んだのはYKK AP製の住宅用サッシ。
見た目のなじみ・加工のしやすさ・コスパを重視して選定しました。
引き違い窓(曇りガラス)|設置場所:ベッド脇
- 外からの視線をカットしつつ、柔らかく光が入る型ガラス
- 夜のプライバシーを守れるので安心
- サイズ展開が豊富でDIY設計にも合わせやすい
※オプションで曇りガラスに変えて購入しています。
引き違い窓(透明ガラス)|設置場所:キッチン横
- 明るさと開放感を重視して透明ガラスを採用
- 調理中の換気にも活躍
- 室内が暗くなりがちな木シェルにはとても効果的
※ベッド脇とキッチンでサイズをわざと変えましたが、どちらもあまり変化はありませんでした。価格を少しでも抑えたい、少しでも大きな窓を入れたいなど、好みで選ぶといいと思います。
縦すべり出し窓|設置場所:バンク部(上段ベッド)
- 上部に取り付けやすく、開けるとしっかり風が通る構造
- 換気効率が高く、夏の車中泊時にも重宝
- 小さめサイズで軽量なので取り付けもラク
横すべり出し窓|設置場所:リアのドア上
- 雨の日でも開けられる構造で、湿気対策に◎
- 車内の空気がこもりがちな部分には最適
- スリムな形状で設置場所の自由度も高い
🛠 防水処理について
住宅用窓は「雨仕舞い」が弱点なので、防水対策はとても大切。
私は次のように施工しました。
- 透湿防水シートを先にしっかり貼る
- 透湿防水シートの端には、気密防水テープを張る
- 木枠・外壁で囲い、外観の統一感もアップ
- 窓まわりをコーキング処理で密閉
透湿防水シートはこちら👇
気密防水テープはこちら👇
コーキング材はこちら👇
※コーキングの色は使用する箇所の色に合わせて決めましょう
🌤 天窓(ルーフハッチ)も効果大!
窓とあわせて、ぜひ検討してほしいのが天窓(ルーフハッチ)です。
私も実際に設置してみて、想像以上にメリットを感じました。
天窓は、単なる「上に付いている窓」ではありません。
- 換気:熱気がこもりやすい車内の空気を、効率よく上から逃がしてくれる
- 採光:室内全体をふわっと明るくして、日中も照明いらずの快適空間に
- 屋上アクセス:ルーフデッキやソーラーパネル点検時の出入り口にも使える
と、一台三役の超優秀パーツなんです!
特に夏場のキャンピングカーは、上部に熱がたまりやすく、普通の窓だけではなかなか換気しきれないことも。
そこに天窓をプラスするだけで、空気の流れが一気に変わります。
私が採用したのは船舶用ハッチ型。
防水性が高く、開閉もスムーズで、大きいので天井へのアクセスもOK。
キャンピングカーDIYにはぴったりでした!
船舶用ハッチ(brandev製)|設置場所:屋根
- サイズ:600×600mmで、大人1人が通れる余裕あり
- アクリル製で、採光もばっちり
- 開閉ロック付きで防犯性も安心
- 船舶用なので耐久性は安心
🤔 検討したけど採用しなかった窓たち
DIY中、たくさんの窓を比較検討しましたが、最終的には使わなかったものもあります。
ここではその候補たちと、採用を見送った理由を紹介します。
BONBEST キャンピングカー窓 500×350
- 二重層プッシュアウトウィンドウ(押し出し)。
- 【見送った理由】木製外装に合わない。
RVキャンピングカー キャラバン窓 550x260mm
- 【特徴】網戸・シェード一体型でコスパ◎。デザインもシンプル。
- 【見送った理由】見た目は木造でも合いそうだが、取付壁厚が25mm~40mmと合わなかった。
アクリルガラス窓900*500mm
- 【特徴】カーテン一体型。内装としては整いやすいセット品。
- 【見送った理由】木製外装に合わない。
アルミ樹脂複合サッシ YKK エピソードNEO 縦スリットFIX窓 W250×H1870
- 【特徴】はめ込み窓
- 【見送った理由】レイアウトに入れ込むことができなかった。
BONBEST 天窓(スクリーン付き)
- 【特徴】スクリーン内蔵で見た目スッキリ。軽量でDIY向き。
- 【見送った理由】開口部が小さい、屋根に上れない。
家の屋根用の天窓
- 【特徴】開口部が大きくて屋根に上れる。
- 【見送った理由】船舶用の窓のほうがカラスの強度が上だと思った。
🧰 取り付け時のポイント
窓は取り付け精度と防水処理が命。
せっかくいい窓を選んでも、取り付けが甘いと雨漏りやゆがみの原因になります。
以下は、私が実際にやってみて「これは大事」と感じたポイントです。
📐 開口部には2〜3mmの余裕を持たせる
- キツキツにすると窓枠が歪み、スムーズに開閉できないことも。
- コーキングやテープの厚みも考慮して、少しだけ“遊び”を持たせるのが◎。
🪵 木枠での補強をしっかり
- キャンピングカーは走行時にゆがみやねじれが発生します。
- 窓の周囲はしっかりした木枠(40mm×30mm程度)で囲み、固定強度と見た目を両立。
💧 防水処理の順番が超重要
- 透湿防水シートを貼る
- 気密防水テープで重ね貼り
- 窓を設置
- 窓の周りに外壁を取付
- 最後に外壁と窓の隙間をコーキングで完全密閉
☔ 天窓は「雨の流れ」を意識して傾斜をつける
- フラットに取り付けると雨が溜まりやすく、漏水リスクが増大。
- 軽く傾斜をつけて、排水しやすい配置にすると安心。
✅ まとめ:あなたに合う窓は?
窓選びで失敗しないための一番のコツは、
「どんな見た目にしたいか」と「外装素材の種類」から選ぶことです。
外壁素材 | おすすめの窓 | 雰囲気 |
---|---|---|
木材 | 家用窓(YKKなど) | 小屋風・ナチュラル |
アルミ・FRP | アクリル窓(RV用) | トレーラー風・工業的デザイン |
💬 最後に
窓は、一度取り付けたらそう簡単にはやり直せないパーツです。
だからこそ、この記事の内容が、あなたの“後悔しない窓選び”の一助になればうれしいです。
どの窓にするか悩んだら、まずは「どんな車にしたいか?」をじっくり考えてみてください。
そのうえで、外装の素材、見た目の好み、必要な機能を整理すれば、きっと自分にぴったりの窓が見えてきますよ。