【保存版】キャンピングカー自作に必要な工具選び|後悔しないための判断基準と失敗談
DIYでキャンピングカーを作るぞ!と意気込んだものの、ぶつかった大きな壁──
それが「工具選び」でした。
ネットで調べれば調べるほど出てくる、プロ向けの専門用語や、やたら高価な機材たち。
でも、実際に使ってみないと本当に必要かどうかなんてわからないし、全部高級ブランドで揃えるのも現実的じゃない…。
そこでこの記事では、「実際にキャンピングカーを自作した」僕の経験をもとに、工具選びで絶対に知っておくべきことをすべてまとめました。
工具に詳しくなかった僕だからこそ、初心者の目線で「失敗しない工具の選び方」をお伝えできます。
次回以降では実際に使ってよかった工具リストを写真付きで紹介していきますが、今回はまず、工具選びの考え方と、押さえておきたい判断基準をしっかりお伝えします!
📌 この記事でわかること
- 安い工具でよかったもの、後悔したもの
- コード式とバッテリー式、どっちがいい?
- 互換バッテリーや工具も選択としてあり?
- 統一するならどのメーカーが正解?
安物工具で始めたら地獄だった|失敗から学んだ最初の教訓
「家にある工具でなんとかなる」は甘かった…
キャンピングカーのDIYを始めた当初、僕は「家にある工具でなんとかなるだろう」と思っていました。
古いコード式の丸ノコとドライバーを引っ張り出し、意気揚々と木材のカットから作業をスタート。
──が、すぐに問題が発生しました。
丸ノコは刃の切れ味が悪く、まっすぐ切れないうえにキックバックが頻発。
ドライバーはパワー不足でネジがまともに固定できず、作業のたびにイライラ。
さらにコード式なので、延長コードを使っても動ける範囲は限られていて、取り回しがとにかく不便。
「安く済ませよう」と思って選んだ工具が、結果的に作業スピード・精度・安全性すべての足を引っ張ることになったんです。
このとき僕は痛感しました。
キャンピングカーを自作するなら、それなりの“ちゃんとした道具”が必要だと。
どんな工具を選ぶべきか?|使って分かった“後悔しない選び方”
キャンピングカーDIYを始めるとき、ぶつかる壁が「工具、何を買えばいいの?」問題です。
ネットや動画を調べれば調べるほど、「マキタがいい」「高いやつを買っとけ」「バッテリー式が便利」と、色んな情報が出てきて混乱しますよね。実際、僕もそうでした。
結論から言うと、理想はマキタやハイコーキなどの高品質ブランドで統一すること。でも。実際は、予算・目的・作業場所によって最適な選択が変わります。
実際にキャンピングカーを一台自作した経験から得た「後悔しない工具選びの考え方」をシェアしていきます。
🔌 電動工具はコード式 or バッテリー式?【基本の選び方】
結論:キャンピングカーDIYにはバッテリー式の電動工具がおすすめ!!



理由はシンプル。
キャンピングカーの中で作業する場合、コード式だと電源の確保やコードの長さに悩まされるからです。
特に車内や屋外での作業では、ポータブル電源や延長コードが必要になり、かなり不便です。もちろん、作業場がある人はコード式でも問題ありません。しかし、キャンピングカーの中で直接作業するときに使う工具はコードが届かない可能性があるため、新規で購入する場合はバッテリー式がおすすめです。
バッテリー式のメリット・デメリット
メリット:
- どこでも使える自由度の高さ(屋外・車内・移動現場)
- メーカーを統一すればバッテリーが使い回せる(複数工具で共有可能)
デメリット:
- 本体価格に加えてバッテリー・充電器分のコストが高い
- 充電の手間や残量管理が必要
コード式のメリット・デメリット
メリット:
- 同等性能でも価格が安い(バッテリー分が不要)
- 電源があれば無限に使える(充電切れの心配なし)
デメリット:
- 電源が近くにないと使えない(延長コード必須)
- コードが邪魔になることも(取り回しに注意)
まずは「どこで作業するか」で選ぼう
作業場所が室内や固定された作業場ならコード式でもOKですが、
キャンピングカーの中や屋外での作業が前提なら、バッテリー式一択です。
僕自身も最初はコード式を使っていましたが、バッテリー式に切り替えてからは圧倒的に作業効率が上がり、ストレスも激減しました。
この工具はどこで使うのか、イメージしてコード式・バッテリー式を選ぶようにしましょう。
🧩 メーカーは統一すべき?【バッテリー式なら超重要】
バッテリー式の工具を選ぶなら、「メーカーを統一する」のがおすすめです。
例えばマキタで統一すれば、ひとつのバッテリーでインパクトドライバーも丸ノコもサンダーも使えます。バッテリーを2本持っていれば、交互に充電しながら使う“無限ループ”も可能。作業効率はぐんと上がります。
メーカー統一のメリット
- バッテリーを複数工具で共用できる
- バッテリー・充電器の管理がラク
- 工具の拡張性が高い(買い足しがスムーズ)
✅ ただし、いくつか注意点もあります
ただし、やみくもに買い足していくと「バッテリーの互換性」問題にぶつかります。
- マキタとハイコーキなど異なるメーカーではバッテリーが共用できない
- 同じメーカーでも電圧などが違うと使えない
- メーカーごとのバッテリーと充電器が必要になり、コストも場所もかかる
だから最初に「このメーカー」「この電圧ラインで揃える」と決めておくのが大切。僕は最終的にマキタの18Vで統一しました。理由は後ほど解説します。
マキタ vs ハイコーキ|どちらを選ぶべき?
個人の見解ですが、先ほど記載した通り、僕はマキタをおすすめしますが一応マキタとハイコーキそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
マキタを選ぶメリット・デメリット
メリット:
- ラインナップが豊富
- 工具以外でも使える標品があるため、バッテリの再利用ができる
(掃除機、ポータブル冷蔵庫、テレビ、コーヒーメーカーなど) - 種類が豊富なので予算で選ぶことができる
デメリット:
- 18V40Vの二種類があるがバッテリは別々で用意する必要がある。
- バッテリー充電がハイコーキ比べ少し遅い。
ハイコーキを選ぶメリット・デメリット
メリット:
- 18V、36Vのマルチボルドシステムが優秀
- マルチボルドシステムのおかげて36V(高出力)の工具が選びやすい
- バッテリーの充電がマキタに比べ少し早い
デメリット:
- ラインナップがマキタに比べ少ない
- DIY後のバッテリーの使い道が少ない
メリットをデメリットを踏まえどう選ぶべきか
メリット、デメリット書き出してみましたが、最終的にそれぞれどんな人に向いているかまとめてみました。
・マキタ
DIYをやろうと考えている人、いろいろな工具を用途別に揃えたい人、DIYが終わった後もバッテリーを活用したい人向け。
・ハイコーキ
DIY上級者・プロ向け、高出力の工具も使いたい人向け。
こうして比較してみると、ハイコーキのほうがいいのかな?と思ってきましたが、マキタには一部他社製品に代用することでさらにコストを抑える方法があるので、安く済ませたい人はマキタがおすすめです。
安く済ませたい人向け:コスト優先の選び方と妥協点
「マキタで統一って高くない?」
そう思う方、正直多いと思います。実を言うと、僕自身も思いました。
「マキタが良いのはわかってるけど、全部そろえるのはさすがにキツい…」という現実。
そこで検討したのが、マキタの工具やバッテリに対応した、他社の工具やバッテリーの活用です。
✅ 他社製品を使えばコストはグッと下がる
バッテリーや充電器などは、純正品の半額以下で買えるものもあります。
工具本体も、マキタ規格に合う安価なモデルが多く出回っていて、うまく使えばかなりの節約になります。
ただし——。
なんでもかんでも他社製品でOK、というわけではありません。
❌ 安物はダメな工具:丸鋸はマキタ・ハイコーキにすべし
丸鋸はは、刃の回転がブレるとキックバックを起こして非常に危険です。
僕も一度、安い丸ノコでカット中に刃が引っかかり、ヒヤッとしたことがありました。
安全性と切断精度を考えると、丸ノコはマキタやハイコーキなどのしっかりしたメーカー品を選ぶべきです。
これはスライド丸ノコも同様で、妥協しないほうが後悔しません。
❌トリマーもマキタ、ハイコーキがおすすめ
トリマーについてもマキタやハイコーキの良い商品がおすすめです。
理由としては、丸鋸と同様に刃が高速回転するため、危ないからです。
そのため、トリマーについては、最初から互換品の選択肢がありませんでした。
⚠️ 微妙なライン:ジグソーは他社製品でもいい?
ジグソーに関しては、私の場合キャンピングカーを作るのに全然使わなかったので家にあった古い物を使っていました。
しかし、カット面がガタガタでサンダーで削る必要があり面倒で時間がかかりました。
1回、2回の仕様ならならジグソーは他社製品でいいかもしれません。
しかし、丸みを帯びだデザインやバンでキャンピングカーを作るとなるとジグソーの使用回数が増えていきます。それを考えるとマキタやハイコーキのほうがいいですが、私はジグソーを多用するデザインではなかったので買いなおす必要はありませんでした。
🧠 結論:安く済ませるには「どこで妥協するか」がカギ
全部を安物でそろえるとストレスと手間が倍増し、後悔します。
でも、「安全性」と「仕上がり」に直結しにくい部分なら他社製品でOKという判断もできます。
僕がやってよかったのは、バッテリーは他社製品で、工具は使い方応じて判断という方法。
このあたりは、ひとつにまとめると多くなりすぎたので別記事で「実際に使ってよかった工具リスト」として詳しく紹介していきます!
最後に:工具はどこで探すべきか
工具はAmazonか楽天で探すのが一番いいですが、必ず両方のサイトで見比べてください。
理由は、工具によってAmazon、楽天どちらが、安いか変わってくるからです。見比べないで買おうとして実はセールがあって1万円近く金額が違ったなども全然ありえます。
以下の記事で私が実際に購入した工具ともし今からそろえるなら買いたい工具とか紹介していますが、Amazonと楽天のサイトリンクに簡単に飛べて比較ができるようになっています。買うつもりはなくても、工具ってサイトごとに金額が違うところも見てもらえればとうれしいです。
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